あなたの腰の痛み!普段の姿勢からきているのかも!!

人の頭の重さはスイカ1玉分

人間は背骨で重い頭を支えることで、立ったり歩いたりすることができています。
人間の頭は、体重の10%程度の重量があるとされています。体重60Kgの人であれば約6Kgで2Lのペットボトル3本分。球体であればスイカ1玉分の重さに相当します。
スイカ1玉を持ってみると、とても重いですよね。
私たちは、日々スイカを背骨に載せて生活していると思うと、とても腰に負担をかけているのがわかりますよね。

ちなみに、頭が前に傾くとさらに脊骨に対して負担が増します。
頭が前へ30度傾くことで下へ落ちようとする重力負荷が加わって、3倍の18Kgの荷重負担が頸椎にかかることになります。
さらに、頭が60度前へ傾くと、4.5倍の27Kgの荷重負担が頸椎にかかることになります。

27Kgは、小学3年生男児の平均体重に相当しますので、首から小学生をぶら下げているのと同じ負荷量がかかっています。
つまり、頭が前に出れば出るほど脊骨に大きな負担がかかるようになります。

では!どのようにすれば腰への負担を減らすことができるのでしょうか!!

その答えは、「後ろ重心」をとることです。

人間の脊椎は、S字状のカーブで形成されており、骨盤が脊椎の土台を担っています。

腰を曲げるたり、首を前に傾けることで脊椎への負荷量が増すため、極力作業時などは、腰が安定する高さのテーブルや椅子に調整し作業を行うことが望ましいです。

ちなみに、作業台としてお勧めの高さは、60〜72cmの高さ。椅子の高さは、37〜43cmと言われています。